島根大学×JAしまね「コープロ2026」体験記

 島根大学の地域人材育成コースの1年生が、地元企業や団体の伴走支援を受けながら地域や企業の課題解決に挑むプロジェクト、「コープロ2026」。今回JAしまねと共に地域に関わる活動に取り組むのは、安川さん、大津田さん、猪口さんの3人です。活動内容は学生の皆さんが体験記としてこちらに掲載しますので、ぜひご注目ください!

第1回 玉ねぎ調整作業(8月5日実施)

 島根大学の地域人材育成コースの1年生が、地元企業や団体の伴走支援を受けながら地域や企業の課題解決に挑むプロジェクト、「コープロ2026」。私たち3人(安川・大津田・猪口)は、JAしまねと農業、地域に関わる活動に取り組みます。8月5日には、出雲市斐川町のJAしまね広域玉ねぎ調製保管施設で第1回目の活動を行いました。

 今回玉ねぎ調整体験を通して、普段何気なく食べている玉ねぎが、出荷されるまでに思っていた以上に多くの工程を経ていることを知りました。特に印象に残っているのは、選果やタッピングの作業です。機械で自動化された作業のため、そんなに大変な作業だと思っていませんでしたが、実際に体験してみると、同じ体勢で長時間作業したり、暑い中で作業したりするのは、体力だけでなく集中力も必要だと感じました。また、選果では玉ねぎを一つずつ確認しながら、傷がないか、腐っていないかなどを見分ける必要があり、慣れないととても難しい作業だと感じました。

今回の体験を通して、農産物は収穫して終わりではなく、多くの人の手や機械による作業を経て、ようやく商品として私たちのもとに届くのだと実感しました。普段見る事の出来ない出荷までの過程を知ることができ、とても貴重な経験になりました。

IMG_8516.JPGIMG_8479.JPGIMG_8503.JPGIMG_8498.JPG

第2回 「比田の草刈り応援隊」参加(8月29日実施)

 第2回の活動では、えーひだカンパニー株式会社が主催する「比田の草刈り応援隊」に参加しました。地域の方々や県外から参加された方々と一緒に草刈りを行い、その後、地元食材を使用したランチを楽しみました。

 今回の活動の中で地域の方から、「自分たちにとっては面倒に感じる草刈りに興味を持ち、遠方から参加される方がおられることを意外に感じている」というお話を伺いました。このお話を聞き、私たちは、同じ「草刈り」という活動でも、普段から農作業に携わる地域の方々と、農作業に触れる機会が少ない方々とでは、草刈りに対する捉え方が異なることに気付きました。

 この経験から、地域の課題を考える際には、地域の方々にとっての「当たり前」といった概念にとらわれることなく、より多くの視点や新たな価値観に目を向けることが解決の糸口になるのではないかと感じました。

IMG_8637.JPGIMG_8649.JPGIMG_8610.JPGIMG_8571.JPG

第3回 アスパラガス収穫体験(9月29日実施)

 島根大学の地域人材育成コースの1年生が、地元企業や団体の伴走支援を受けながら、地域や企業の課題解決に挑むプロジェクト、「コープロ2026」。私たち3人(安川・大津田・猪口)は、JAしまねとともに本プロジェクトに取り組んでいます。今回の活動では、出雲市のアスパラガス農家を訪れ、収穫体験を行いました。実際に作業することで、アスパラガスが店頭に並ぶまでに、生産者の方々の多くの手間と努力があることを実感しました。

 実際に収穫してみると、アスパラガスを一本ずつ確認しながら作業する必要があり、想像していた以上に手間のかかる作業でした。また、今回収穫体験に協力していただいた農家の今若暖生さんは、もともとサラリーマンとして働いており、その後農業を始めたそうです。農業従事者の減少が課題となる中、異なる仕事を経験した人が農業へ参入していることを知り、農業の担い手を増やすためには、さまざまな背景を持つ人が農業に関わることができる環境づくりも重要なのではないかと考えました。

コープロ②.JPGコープロ①.JPG

 その後、農業技術センターで、島根県内で取り組んでいる農業の話を聞き、午前中体験したアスパラガスをはじめ、ハウスで行われている試験的な栽培を見学させていただきました。また、近年県オリジナル品種のブドウ「神紅」やアジサイ「万華鏡」、米「つぶきらり」などが注目されているそうです。それらを支える育種研究はしっかりと将来へ引き継ぐとともに、社会や時代のニーズを捉えられるような先進技術を導入して進化させることも重要ではないかと感じました。

 今回の活動を通して、地域農業を維持させるためには、生産者を増やすことだけでなく、技術や消費者など、農業を取り巻く様々な立場から課題を考える必要があると学びました。そして、農業には実際に体験してみなければ分からない魅力があることにも気づきました。私たち大学生自身が農業に関心を持ち、今回のような体験を通して感じた農業の魅力や現場の姿を発信することで、より多くの人に農業を身近に感じてもらい、関心を持っていただけたらいいなと思いました。