組合長あいさつ

竹下 正幸
島根県農業協同組合
代表理事組合長 竹下正幸

 

 新年あけましておめでとうございます。
 組合員の皆様には、新しい年を穏やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。
 今年も無事に新年を迎えられましたのも、組合員の皆様をはじめ、地域の皆様のご理解とご協力の賜物と心から感謝を申し上げます。

 昨年を振り返りますと、1月の大雪や4月の地震、7月の豪雨や9月から10月の台風被害など、県内でも多くの被害が発生いたしました。被災されました方々に心よりお見舞いを申し上げますとともに、今後も復興に向けたご支援をさせていただきたいと思います。

 事業運営につきましては、「第1次中期経営計画」と「農業戦略実践3ヵ年営農計画」の最終年度として、前年に引き続き「儲かる農業の実現」を念頭に、自己改革の3本柱である「農業者の所得増大」「農業生産の拡大」「地域の活性化」を最重要課題として、取り組んで参りました。
 営農関係では、新設した販売戦略室により、品目横断的に販路開拓に努め、新しい商品企画や輸出や都市圏での販売など、販売を起点としたものづくりを進めました。また、米については生産調整の見直し初年度を迎えるなかで、事前契約比率の向上を重点的に進め、畜産では県央畜産総合センターや隠岐地区の二つの市場整備など、基盤強化の取り組みも着実に進めているほか、担い手育成や経営指導にも力を入れました。
 地域の活性化では、地区本部を核として女性組織、青年組織等と連携を図りながら、食と農を基軸としたくらしの活動に取り組み、各地域でJA・支店まつりや組合員セミナー、農業体験、生活文化教室などを開催し、多くの組合員・地域の皆様に参加していただく機会づくりに努めました。
 また一方で、「運営体制改革」「事業改革」についても最重要課題と位置付けて取り組み、昨年11月に開催した臨時総代会では、次の役員改選から理事数を現行の65人から40人とし、このうち常勤理事を33人から17人に、非常勤理事は32人から23人に、監事を9人から6人に削減する役員体制と、運営委員会の再構築と強化を含む新しい運営体制に関する議案をご承認いただきました。今後は車の両輪としての事業改革を早急に進め、一層の統合メリットの発揮、効率化を進め、組合員の皆様への還元に努めて参りたいと考えております。

 さて、本年は現在策定を進めている「第2次中期経営計画」と「第2次農業戦略実践3ヵ年計画」の初年度となりますが、農業やJAを取り巻く環境は日欧EPA、TPP11の発効、米国とのTAGなど大変厳しい中での計画となります。そのうえ、5月には「農協改革集中推進期間」の期限が到来します。政府はJAの自己改革の実施状況等を調査し、その結果次第では信用・共済事業の分離や准組合員の事業利用規制を視野に、更なる農協改革圧力を強める懸念もあり、JAは重要な局面を迎えます。

 このように大変厳しい経営環境の中ではありますが、今後も組合員の皆様との話し合いの機会を多く設け、いただいたご意見を事業に活かし、皆様から選ばれ、信頼され、ご利用いただけるJAに向けて、役職員が一体となり取り組んで参りますので、引き続きご支援とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

 組合員、地域の皆様にとりまして、本年が幸多い一年でありますよう心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

 

平成31年1月1日

島根県農業協同組合
代表理事組合長 竹下正幸