出雲地区本部

柿の栄養

柿はビタミンCが柑橘類の20倍もあると言われるほど、ビタミンCが豊富な果物です。
柿を1個食べると、1日に必要なビタミンCの目標摂取量をほぼ満たすことが出来ます。
ビタミンCは、肌を美しくするほか、免疫力を高める効果があります。これからだんだん寒くなり、風邪をひきやすくなる季節には、ピッタリの果物です。
また柿のオレンジ色には、抗酸化作用のあるβカロテンやβクリプトキサンチンが含まれていて発がん抑制作用があるといわれています。
渋み成分のタンニンにはアルコールを分解する作用があり、さらに利尿作用のあるカリウム、酸化還元作用のあるビタミンCの相乗効果で二日酔いにも効果的です。

柿の収穫

平田地区での柿の栽培は、昭和28年ごろからはじまり、50年以上の歴史を誇ります。
平田地区は山陰地方には珍しい日当たりの良い南向き斜面であることや島根半島の北山山系は、大昔、海底から隆起してできた全国でも稀な重粘土質で、栽培し難いもののミネラル分をいっぱい含んだ土壌であることなどから柿の産地化に向けた運動が始まりした。
栽培されている品種は、西条柿(10〜11月渋柿)、富有柿(11月甘柿)、伊豆柿(10月甘柿)などです。出荷は9月下旬から12月上旬まで続きます。
JAいずも平田柿部会では130戸の農家が約70haの面積で各品種を栽培しています。
島根の特産「ひらたの柿」をぜひ、一度お試し下さい。

ここがポイント

◎選ぶポイント

へたの形がきれいで、へたが果実に張りつき果実との間に隙間がないものを選びましょう。また、果皮がしっかりとしていて色味が均一で赤みがあり、大きくて重みがあるものを選びましょう。

◎保存のポイント

ビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存すれば1週間ほど持ちますが、常温だと2日ほどでやわらかくなります。購入したらなるべく早めに食べましょう。

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