あすっこ
あすっこの歴史・栄養
あすっこは、平成15年に島根県農業技術センターで、"ビタミン菜"と"ブロッコリー"を配合させて誕生した島根県のオリジナル野菜です。
JA出雲管内では、平成15年に大社地区女性部、直売所のグループで栽培が始まり、翌年、平田地区で試験栽培され、共同販売による出荷が始まりました。平成19年から本格的に栽培が始まりました。
あすっこは、甘みがあり、苦味やくせがありません。ビタミンA(β‐カロテン)やビタミンC(アスコルビン酸)が豊富に含まれています。
あすっこは、春先になばなのように茎と花蕾をいただく野菜です。開いた花も葉もおいしく食べられる新しいタイプの野菜です。
あすっこの収穫
あすっこは9~10月に播種し苗を植えます。収穫・出荷は12~翌4月頃までで、寒い季節の野菜です。
収穫は早朝から行います。収穫されたあすっこは野菜集荷所に集荷されます。集荷所では、長さ、つぼみの開きぐあいなどの品質チェックが行われます。その後、箱詰めされ、夕方には県内外の市場に向けて出荷されます。
あすっこが市場やスーパーに出回るのは12月〜翌4月の間です。島根県内では徐々に知られてきましたが、今後、島根のオリジナル野菜として全国に広まることが期待されます。
あすっこの選果
あすっこ畑
ここがポイント
◎あすっこの特徴
- 葉や茎などすべて食べることができます。
- ゆでると鮮やかな緑色になり、アスパラガスのような食感と甘みがあります。
- 冬の寒さにあうと甘みが強くなり、苦味やくせがなく、何にでもよく合います。
◎あすっこの名前の由来
- 明日を目指す野菜!
- アスパラガスのような食感
- アスコルビン酸(ビタミンC)が豊富