アスパラガス
アスパラガスの成分
アスパラガスは新陳代謝をよくして活力を高めるアスパラギン酸を多く含んでいるのが特徴。疲労回復やスタミナ強化、美肌効果が期待できます。ビタミンではB1、B2、葉酸などのB群が豊富で、β‐カロテン、ビタミンC・E、ミネラルのカルシウムやカリウムも期待できる量が含まれています。 さらに、穂先には毛細血管を強くするルチンが多く含まれており、高血圧や動脈硬化の予防に役立ちます。ルチンは水に溶けやすい成分ですので、焼く、炒める、揚げるなどの調理法がおすすめです。油や肉の脂肪分などと組み合わせると、β‐カロテンが有効に働きます。
アスパラガスの収穫
アスパラガスの収穫は、春芽(3〜5月)と夏芽(6〜10月)の年2回の旬があります。収穫は朝と夕方の1日2回行いますが、春芽が終わる頃には、いったん収穫をやめて株に養分を蓄えさせ、6月から夏芽の収穫に入ります。収穫したアスパラガスはパッキングセンターで25センチにカットされ、100グラムずつ袋詰めされます。
ここがポイント
◎選ぶポイント
アスパラガスの茎が太くてまっすぐ伸び、穂先がピンとしていてかたくしまっているものを選びましょう。緑色が濃く、切り口に変色がなく、乾いていないみずみずしいものが新鮮です。
◎保存のポイント
アスパラガスは乾燥しやすい野菜なので、水分が蒸発して鮮度が落ちないようにぬらした新聞紙などでくるみ、その上からラップで包んで冷蔵庫へ。
横にして保存すると、上に伸びようと穂先が曲がってしまうので、冷蔵庫の中では立てて保存しましょう。