つながるコラム「絆」 vol.2 出雲の島根ぶどう

出雲地区本部

出雲が誇る、日本一の島根ぶどう デラウェア

品質へのこだわりが
「島根ぶどう」ブランド

出雲地区本部
ぶどう部会 部会長 園山 栄さん

全国で広く知られる、島根県のぶどう。特にデラウェアは、ハウス栽培で日本有数の生産量を誇ります!
県内のなかで、出雲平野はぶどう栽培の筆頭格。出雲大社で有名な大社町を中心に、のどかな田園風景の中にぶどうハウスがひしめき合っています。

デラウェアは「種無しぶどう」として最も親しまれている品種。ただ、ぶどうから遠ざかっている方、小さい頃オヤツ代わりに食べていたという方、一昔前まで身がギシギシと詰まり、粒が小さく取る時につぶしてしまった。こんな経験がある方も多いのではないでしょうか。

そう、実は私もその一人でした。

しかし、実際の生産農家さんに行ってお話を聞くと、その思い出は、もう、遠い過去の思い出。
島根のデラウェアは進化し、消費者のニーズに応え続け、群を抜く美味しさと食べやすさを持つ、島根が誇る、最高のぶどうだと知りました!
明治時代の頃から始まったという出雲のデラウェア栽培。その歴史と伝統を今に受け継ぎながら、時代や消費者ニーズにマッチするよう生産者の方々が努力を重ねていらっしゃいます。

出雲市大社町に農園を持つ、ぶどう部会長でもある園山さんの農園。
単刀直入に取材班の一昔前にデラウェアを食べていた頃の印象をお伝えしたところ、「昔はそんな時代もあったかなー。でも、今のデラウェアは、粒が適度でぜんぜん違うもんだけん」との事。

「粒張りの良い、ゆる房(ふさ)」
そのキーワードは「粒張りの良い、ゆる房(ふさ)」。
手で取って食べやすい大きさにするため、栽培の過程で「適度に粒を間引く作業を、一房ずつ丁寧にやっちょーよ」との事。

部会をあげた「ゆる房づくり」をスタートして4年。
そのため島根のデラウェアは、玉太りも良く一粒一粒が大きく、種無しに加え、とっても食べやすいぶどうに仕上がる!
味は酸味が少なく、糖度が18度以上とたいへん甘く、小さい子供からお年寄りの方まで誰もが食べやすいぶどうに!
園山さんの農園はテニスコートの約4倍の広さのあるハウスが4つ。約1週間かけてぶどうの一房一房すべて手作業で粒を間引く。
その手間と努力は、想像を絶する作業。この品質へのこだわりが「島根ぶどう」ブランドたるゆえん、と取材班は感動しました!

その品質は、目利きが揃う全国のバイヤーからも熱い視線が注がれている。
出荷先は県内にはもちろん、関東・関西、九州など全国に。バイヤーからは、もっと欲しいと要望が強い反面、生産が追いつかず出荷量は需要をすべて満たしきれていないという。
農家さんも高齢化し後継者不足により、供給量は需要に追いついていないのが現状。
それでも、島根のぶどうに魅せられU・Iターンや海外からも島根に移住し、ぶどう生産を始める人もおり、生産の増加が期待されている。

4月から出荷が始まり、6月はもっとも旬で糖度も高い時期。贈答用としても人気で、県内のデパートやスーパーから県外の親戚や知人に送る人を、多く見かける。

種無しぶどうとして最も親しまれている大衆種のデラウェア。海外にも出荷が始まっている島根ぶどうは、人気ゆえに入手困難な時代が到来するかもしれません。
(2015年6月)

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