のうさぎょうメモ サトイモとスイートコーンの栽培管理
サトイモ〔サトイモ科〕 / 原産地 : インドや東南アジア
栽培のポイント
- 連作を避け 3 ~ 4 年輪作を。
- 種いもは無病の 40 ~ 60 グラム重。
- 8 ~ 9 月に乾燥させない。
畑の準備
植えつけの 1 か月前には堆肥、苦土石灰を施して深く耕す。植えつけ 2 週間前に基肥化成をやる。マルチ栽培では肥料は全量基肥とし、1 アール当り基肥化成 20 キロを施す。畦幅は百センチ。
植えつけ (4 月中旬頃)
地温が 15 ℃以上になってから、株間は早掘栽培で 30 センチ、普通栽培で 45 センチの一条植えとする。植えつけの深さは 5 ~ 10 センチとするが、マルチ栽培では 15 センチとやや深くする。
土寄せ
追肥を施した後に土寄せを行う。2 回めの土寄せの後に、十分に敷きわらをする。
病害虫防除
6 ~ 7 月のアブラムシ、乾燥した年のハダニやハスモンヨトウの発生に注意する。
収穫
早掘栽培は 8 月下旬から、普通栽培は 10 月上旬から収穫できる。霜にあわせるといもが腐敗しやすくなるため、貯蔵する場合は霜の降る前に収穫し、親いもをつけたまま貯蔵する。
スイートコーン〔イネ科〕 / 原産地は中南米
栽培のポイント
- 日当たり、排水のよい畑を選ぶ。
- 雄穂の出始めから乾燥に注意。
- アワノメイガの防除の徹底。
畑の準備
種まきまたは定植の 2 週間前に 1 平方メートル当り堆肥 3 キロ、苦土石灰 80 グラム、基肥化成百グラムを施し 30 センチ程度に深く耕す。
種まき・畦立て (4 月中旬頃)
幅 70 センチの畦を立て、一条まきとする。株間は 30 ~ 35 センチとし、1 ~ 2 粒ずつまき、1 ~ 2 センチ土をかける。普通栽培では黒マルチを敷く。
育苗
育苗箱に 7 ・ 5 センチのポリポットを並べ、1 鉢に 2 粒ずつまく。本葉が 2 枚のとき定植す
管理
間引きは本葉 3 ~ 5 枚時に行い、1 本立ちにする。マルチをしない場合は土寄せを行う。草丈が 80 センチくらいまでに行う。株元に 2 ~ 3 本のわき芽 が発生するが、房の肥大を助け、先端の実入りをよくし、倒伏を防ぐので除去しなくてよい。雄穂の出始めから乾燥しないよう適宜水やりをする。
病害虫防除
本葉 6 枚の頃と雄穂出始めの頃にそれぞれ、1 平方メートル当り三十グラムずつ施す。
収穫
雌穂の絹糸 (毛) がでてから 20 ~ 25 日たち、絹糸茶色になったときが収穫の適期である。