日本一の牡丹の島! 切花品評会開催 松本悠太さんの「玉天集」が県知事賞に輝く
牡丹の生産量日本一を誇る八束町の「大根島ぼたん祭」にあわせ4月25日、「牡丹切花品評会(主催・同ぼたん祭実行委員会・島根県農業協同組合くにびき地区本部)」が八束公民館で開催されました。
26日の表彰式では主催者を代表して、当地区本部の越野浩昭本部長が「気象条件が不安定な中、最高の状態で出品いただき御礼申し上げます。引き続き、日本一の牡丹の産地である大根島牡丹の生産振興に、JAと関係組織が連携を図り取り組みましょう」と挨拶。
同品評会は、牡丹のPRと技術向上を目指し、例年このぼたん祭に合わせ開催しています。会場には、実生(みしょう)(種から育てたもの)を含む200点が出品され、選考委員の投票により、各賞が決定しました。
◆(左から)越野本部長、渡部さん、松本さん、神田さん、門脇さん
賞名 | 品種名 | 地区 | 氏名(敬称略) |
島根県知事賞 | 玉天集(ぎょくてんしゅう) | 入江 | 松本 悠太 |
松江市長賞 | 神話(しんわ) | 寺津 | 神田 和弘 |
島根県農業協同組合くにびき地区本部長賞(新品種賞) | 大貴殿(だいきでん) | 波入 | 渡部 裕樹 |
松江大根島牡丹協議会長賞(新品種賞) | 黒の響(くろのひびき) | 亀尻 | 門脇 良治 |
◆品評会の様子
島根県知事賞に輝いたのは、松本悠太さん(入江)が出品した「玉天集」。 花の中心まで真っ白な大輪で、迫力がある中でもウェーブがかかった花びらと柔らかな印象が高く評価されました。松本さんは「明治初期からある品種で、早生品種のため本来ならこの時期には散っているが、今年は花冷えした結果、綺麗な花が出品できたので良かった。昔から受け継がれている名花が受賞できて嬉しい」と2年連続県知事賞受賞の喜びを語りました。
また、くにびき地区本部長賞には渡部裕樹さん(波入)の「大貴殿」が輝きました。渡部さんは、「今回受賞した品種は遅咲きのため品評会に間に合わないことがほとんどだったが、今年は開花が間に合い出品できて嬉しい」と笑顔で話しました。会場の外ではステージでの多彩な催しや出店が並び、会場を盛り上げました。