職員研修で人権同和研修を実施 ~聴覚障害について学ぶ~
2025年02月13日
くにびき地区本部は12月21日、職員研修の一環として営農総合センターで人権同和研修を行いました。
同研修会は、同地区本部職員が集まる土曜日の出勤日に合わせて毎年実施。当日は、島根県聴覚障害者情報センターの陶山智詠(すやま ともえ)氏を講師に招き、講義を受講。
◆コミュニケーションの方法を説明する陶山氏
聴覚障害には、先天性の聴覚障害を持つ方や、音声言語を獲得した後に聴覚を失った中途失聴者、聞こえにくい難聴者などがあり、聴覚の状態や程度はさまざまです。また、聴覚障害者が日常で直面する困難は、家庭内でのコミュニケーション、職場での情報共有、緊急災害時などがあり、具体的な例を通して理解を深めました。さらに聴覚障害者とのコミュニケーションの方法として、手話や筆談のほかに、触手話や文字起こしアプリなどがあることを学びました。講義の最後には、知っておくと便利な手話を紹介。職員は、挨拶や窓口で使える手話を講師と一緒になって挑戦しました。
◆手話に挑戦する職員ら
参加した職員は「わかっているつもりで、初めて知る内容もあり、改めて聴覚障害について学べる良い機会だった」「窓口で筆談対応をしたことがある。今度は挨拶を手話でできるよう覚えたい」と話しました。