くにびき地区本部

役員新年の挨拶 

2025年01月27日

本年も宜しくお願い申し上げます

常務理事本部長 越野 浩昭

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 謹んで新年のご祝詞を申し上げます。

 旧年中、組合員・利用者の皆さまにおかれましては当地区本部の事業運営に対し、格別のご理解・ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

 さて、昨年は生産資材・飼料・燃料価格等の高止まりに加え、夏の酷暑や高温が続く異常気象、イネカメムシをはじめとした病害虫などによって農畜産物の収量減少や品質低下が多発し、農業経営は依然として厳しい環境となりました。一方で、統合10年を記念し当地区本部で開催した農林水産祭をはじめ、山陰初となる産直を軸としたAコープ店舗「JAファーマーズAコープたまゆ店」をリニューアルオープンし、農業を基軸とした新たな取り組みを進めた一年でもありました。

 そうした中で、JAしまねは10年後を見据え「めざす姿」として策定した「第3次中期経営計画」ならびに「第3次農業戦略実践3ヵ年営農計画」の最終年度として、その完遂に向かって取り組んでいます。また、「新たな運営体制」の検討も進めています。

 当地区本部におきましても、皆さまに対して丁寧な説明を行い、今後の運営体制の検討を進めてまいります。また、事業ごとの諸課題を解決していくために「重点実施事項」を設定し取り組むとともに、現在の厳しい情勢下において、スローガンとして掲げる「持続可能な地域農業の実現」「豊かで暮らしやすい地域共生社会の実現」「協同組合としての役割発揮」に向け、引き続き自己改革を進めてまいります。さらに、改革推進担当が継続して取り組む「改革推進プロジェクト」では、①不稼働資産流動化、②米集荷・販売運動、③組合員つながり強化、④JAグリーン・グリーンショップ改革の4つのプロジェクトに、新たに⑤くにびき創生、⑥子会社であるくにびき協同サービス体制検討、⑦有害鳥獣対策支援、⑧八束特産振興の4つを加え、収支改善による事業利益の確保はもとより長期的視野に立った「持続可能な経営基盤」の確立にスピード感をもって取り組んでまいります。

 本年は「第4次中期経営計画」「第4次農業戦略実践3ヵ年営農計画」の初年度として、各目標の完遂とともに「松江市農業の振興」と「農業所得の増大」「地域振興の積極的な実践」を目指し事業改革を進めます。そして、事業収支の黒字化確保と諸課題を解決することで、「めざす姿」の実現に向けて取り組みます。

 本年が、組合員・利用者の皆さまにとりまして、よき年となりますよう心からご祈念申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。

執行役員副本部長 中村 隆

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 新年にあたり、謹んでご挨拶を申し上げます。

 旧年中に当地区本部の事業運営に賜りました、ご理解とご協力に対し厚くお礼を申し上げます。

 昨年は、全国的な米需給情勢の影響により、JAしまねの令和六年産米概算金が、コシヒカリ1等(30㎏)が9,000円(概算金+追加金)となり、前年産に比べ大きく上昇しました。

 しかしながら、農作物全般に猛暑や病害虫の発生、有害鳥獣被害の拡大など、収量・品質面において影響が大きい年でもあり、生産に欠かすことのできない、肥料・飼料・燃料等の資材は高騰・高止まりの状況が続いているため、農業生産には依然として厳しい状況が続いており、JAしまねの基本目標の一つでもある「農業者所得の向上」という面での、課題も多い年であったと感じております。

 そのような中で、本年は第4次中期経営計画及び農業戦略実践3ヵ年計画をスタートする年となります。現計画での実践状況を統括し、今後3ヵ年での課題の解決に向けた実効性のある計画を立て、地域の農業振興と安定した経営基盤の確立に向けて取り組みを進めてまいりますので、より一層のご理解とご協力を賜りますよう宜しくお願い致します。

 結びに、組合員・利用者の皆様の益々のご健勝をお祈り申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。