女性部

「第40回みどりをまもる小学生作文コンクール」の審査結果について

2018年11月06日

 JAしまね女性部では、昭和54年から児童が自然、環境、農業、食料、地域行事等に関心を抱くことをねらいとし、子ども達が作文を書くことを通じて、自然の恩恵や農業への理解を深めるとともに、思いやりや感謝の心、生きる力をはぐくむことを目的とし、「みどりをまもる小学生作文コンクール」を実施しています。
 今年度は、第40回という節目のコンクールとなり、例年の募集を大幅に超える46校147名の児童のみなさまより応募がありました。

 10月15日(月)出雲市のラピタウェディングパレスにて、一次審査会を開催し、各学年より10点ずつの、計60点の入選作品を選考しました。

 10月30日(火)松江市の島根JAビルにて、二次審査会が開催され、審査委員長の三原久義氏(島根県教育庁教育指導課 学力育成スタッフ企画幹)をはじめ、15名の審査委員により各賞を選考いただきました。
 ※ 特別賞受賞者は下記のとおり

 三原久義審査委員長は、「自分達の地域のことを取り上げた作品が多く、『自分は地域に対して何ができるのか?』・・・と、自分のことのように、それぞれの学年で、児童の地域を思いやる気持ちが受け止められました。現在は学校が地域に貢献するという視点も考えていかなければならない時代です。本日は作文を通して、こうした子ども達の思いが伝わり、大変頼もしく思っています。」と講評をいただきました。

 受賞されました児童のみなさん、おめでとうございました。
 また、ご応募いただきました児童のみなさまに、心より感謝申し上げます。

 なお、12月中旬を目途に、60点の入選作品を「第40回みどりをまもる小学生作文コンクール作品集」にまとめ、入選者の児童のみなさま、ご応募いただいた小学校へお送りいたします。

 

1. 特別賞受賞者

「島根県県知事賞」
大田市立池田小学校 6年生 藤原 大和さん「じいちゃんの米を世界に」

「島根県教育委員会教育長賞」
益田市立高津小学校 3年生 伊藤 咲也さん「ぼくのみみず」

「農林中央金庫松江営業所長賞」
浜田市立波佐小学校 2年生 青木 莉子さん「わたしもゆめを かなえられるように」

「島根県農業協同組合長賞」
吉賀町立六日市小学校 1年生 萬行 椛恋さん「だいすきな ごはんをまもれ」

「JAしまね女性部長賞」
吉賀町立蔵木小学校 4年生 長藤 伊織さん「ふるさとのしぜんを守る人になる」
奥出雲町立高尾小学校 5年生 藤原 朔也さん「お米が気もちいいと言ってくれる」

以上

2.受賞作品紹介

「島根県県知事賞」
大田市立池田小学校 6年生 藤原 大和さん

 

じいちゃんの米を世界に

 

 今年、ぼくの学校では、「ふるさとの特産品づくり」という学習をしています。池田地域は、米、大豆、野菜、わさび、きのこなどが精算されていますが、数が少ないので、あまり知られていないのだそうです。ぼくたちの手で、それをおいしい特産品に変えて、市や県の人にアピールしていくのがねらいです。

 学習のはじめに先生から、

「みんなは、ほかの地域の人にすすめたい、池田のものを使って、思わずたべたくなるような料理をつくってみましょう。」

と言われて、ぼくは自まんできるものをさがしはじめました。最初は、無人市や地域の畑を見て回りました。どれも、池田の生産者さんたちが作っておられる、おいしそうなものばかりでしたが、ぼくはなんとなく決められずにいました。

 そうしたら、先生が、

「大和、じいちゃんのお米があるじゃん。」

と言われました。ぼくは、毎日食べているじいちゃんのお米を思い出しました。

 じいちゃんのお米は、小さいときからずっと食べていたので、いいところがなんなのか、分かりませんでした。でも、去年、農業の勉強をしたときに、じいちゃんのお米が、大田市や島根県の認証を受けているすごい商品だと知って、おどろきました。

 じいちゃんは、お米づくりに三瓶の湧き水をつかい、食べる人の気持ちになって薬をほとんどつかわずに育てていました。「じいちゃんのたんぼにヤゴやタガメやタイコウチがすんでいるのはそうゆうことだったんだ」と気がつきました。薬を使わずに育てるのは、口で言うほどかんたんではなくて、一年中草刈りをし続ける大変な作業なのだそうです。肥料も、工場で作られた化学肥料ではなく、じいちゃんの田んぼのわらを食べた、牧場の牛のフンからできる堆肥を使っていました。

 これも、三瓶の自然や環境のことを考えてそうしているのだそうです。ぼくは、そのことを知って、じいちゃんのお米が前よりずっと好きになったし、安心・安全なことを自まんできるようになりました。

 ぼくはそのことを思い出して、出品する料理を、じいちゃんの米がたくさん使える「池田ライスバーガー」に決めました。ライスバーガーにはさむ具も、じいちゃんの田んぼのわらを食べて育った、三瓶放牧牛にしました。安心・安全でおいしいお米を使っていることをアピールして、池田の特産品にしたいです。

 じいちゃんは、今、新しい挑戦をしようとしています。世界中の人に三瓶米のおいしさを伝えるために、日本や世界の認証もとって二〇二〇年、東京オリンピックの選手村に三瓶米を届けるのだそうです。ぼくの「池田ライスバーガー」もいっしょに食べてもらえるといいなと思います。

以上