出雲市 「NPO法人 つわぶきネット(特定非営利活動法人 障がい者就労支援ネットワークつわぶき)」

 平成25年6月に開所した障がい者支援事業所「NPO法人 つわぶきネット」では、市内の企業からの受託作業などを行うほか、利用者の方の工賃(時給)向上を図ろうと、菌床しいたけを栽培しています。平成27年2月に冷凍輸送コンテナを改装した「サンマッシュBOX」を導入し、同年7月に栽培を開始。大幅な工賃の向上につながり、翌28年度に2基目、平成30年度には3基目を設置しました。3基目の導入にJAしまね農業振興支援事業を活用しています。

 菌床しいたけ栽培に適した環境は人間にとっても快適で、収穫等の作業も重労働は少なく安全です。特に「サンマッシュBOX」は普通のハウスと比べても保温性能が高く、1年を通して安定した環境で作業できます。

 今では、収穫、出荷調整作業など、作業の9割以上は利用者の方がされています。作業工賃も栽培を始める前の倍以上になったそうです。

 同法人支援スタッフの松本頼明さんは「利用者の皆さんの作業時間は決まっていますが、環境が整ったことで活躍していただけるチャンスが増えました」と成果を話してくださいました。

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写真:サンマッシュBOXについて説明する松本さん

 

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